私の初めての海外旅行はスペインでした。友人3人に私を加えた計4人での女子旅です。もう随分昔のことになりますが、今でもよく覚えている出来事があります。滞在2日目の夕食時、夜間の外出が不安だった私たちはホテル内のカフェで食事を済ませることにしました。ところが、メニューはすべてスペイン語で書かれていた為、内容がさっぱり理解できなかったのです。しかしこれも海外旅行の醍醐味だと思った私たちは、メニューの中から適当に4品選んで何が来るかを楽しむことにしました。周りのお客さんを見るとパスタやサンドイッチを食べている人がいたので、1品くらいはそういったお腹を満たせるメニューに当たっているだろうと思ったのです。ところが、運ばれた料理を見て驚きました。チーズの盛り合わせにサラミの盛り合わせにオリーブ、あと1品は忘れてしまいましたが、とにかく全てがお酒のおつまみタパスだったのです。メニューの別々の項目から選んだにも関わらず、です。もう自分達の運のなさに笑うしかありませんでした。しかもメニューが読めないのでお酒どころか飲み物も頼んでいないのです。なのに大量のタパス。思わぬ形で言葉の壁を思い知った、若かりし頃の懐かしい思い出です。